[良書] 内橋克人[ほか編](1994)「企業活動の監視」岩波書店
2012.10.26の書評に「良くかけている」と寸評だけ載せたが、この本は、とてもバランスが良い。昨今のくだらん経営学や経済学の書物のくだらなさを鑑みると、清涼剤のようなすがすがしさすらある。最初の内橋克人と奥村宏の対談も良いし、市場と法のバランスの良さが特に優れている。
奥村宏の書くものには良い本が多い。下記の本を読んだことがあるが、いずれも良い本である。
- 奥村宏(2009)「日本の三大銀行」七つ森書館
- 奥村宏(1993)「日本の六大企業集団」朝日文庫
<2012.12.7>