続く警察の不祥事
2012.1.27東京新聞によると、警視長官銃撃事件について、「オウムが銃撃」と未だ情報操作の発表をしている警察官僚がいるらしい。行っていたのが青木五郎公安部長(当時)ということなので、こういう輩には、退職金・年金没収の懲戒解雇が適当だろう。そもそも、この警察長官銃撃は、警察官僚が自供したが、うやむやにしてもみ消した経緯がある。日弁連に人権侵害で訴えられているが、その程度で許されるべきではない。こういうのは思想の自由の表現とは言えない。初動捜査の誤りを有耶無耶にしたかったのか知れないが、いい加減、こうした官僚の悪質な職権乱用を防止するために、厳粛な罰則を講じるべきである。
また、2012.1.27東京新聞の別の記事によると、出世のために事件をでっちあげた神奈川県警の仲田正彦容疑者を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで逮捕され、自供したと報じている。神奈川県、千葉県、埼玉県など関東近県に限らず、警察官僚の質は低く、氷山の一角と思われる。
これまで警察官僚は冤罪で事件解決率を上げてきたが、今後は冤罪が証明される度に、未解決事件が累積されていく。凶悪事件の時効無期限化は、無能な警察の規模維持に悪用される恐れが濃厚な悪法である。なぜ、過去に遡及して効力を発行させたのか、日本の法学の程度の低さも露呈してしまった。法治国家は見せかけのアメリカ並みを目指してどうするのだろうか。
他の公務員はともかくとして、凶悪事件の縮小とともに、警察官の人員規模だけは縮小すべきである。
<2012.2.18>