石原都知事も橋下大阪市長(元府知事)も住民投票に反対
住民投票は直接民主主義制度です。お二方ともに独裁制度を好んでおられるので、直接民主主義には反対なのは当然です。間接民主主義なら過半数の意見を無視しても、選挙に勝ちさえすれば何でもできるから、直接民主主義が嫌いなのです。普通、民主主義を良しとするなら、間接であれ、直接であれ歓迎すべきなのは言うまでもありません。だいたい愚民思想の強い人物ほど、直接民主主義が嫌いで、独裁的になります。最近はリーダーシップを独裁的行動力と勘違いしている報道が増えております。情報操作にしかならないのでやめてほしいものです。
主要都市で社会的底辺に何の配慮もない増税や、社会保障の打ち切りを実施しても、自殺者は減らないし、景気も良くなりません。必要のないダム建設、勝てる見込みのないオリンピック誘致予算で、自分の得票を目指す石原都知事にしても、現在の大阪都構想を通じて補助金にたかろうとする大企業の支援を受ける橋下にしても、いずれも景気が良くなる政策を実施できません。その事はバブル崩壊後、まるで景気回復に失敗した当時の堺屋太一経済企画庁長官が橋下を支持していることからも明らかです。堺屋太一の経済音痴ぶりには辟易します。
石原が猪瀬を使うのも無能な側近を好むという独裁者にありがちな性格がよく表れています。水に関しては、下水料金を値上げすれば、ほぼ水不足は起きません。上水道だけ値上げすれば、地下水利用などが増えます。飲料水としての需要も増えたため、最近は地下水利用が増えたとNHKが報道するようになりました。法制化が遅れているため、地盤沈下など被害が心配されます。もともと降水量の少ない地域の農地では水利権は厳格に管理され、行政が介入する余地がないほどでしたが、現在の無能な官僚が水利権管理に乗り出すとなると不安が増すばかりです。
石原都知事のような頭の悪いトップだと、とにかく上水を確保すれば万事解決すると詭弁を弄して、予算を無駄に使って利権団体にばらまいて票を得ようとする愚かな政治をするので、将来の経済成長率が下がるばかりになります。
石原も橋下も、自由な競争こそ良いと称して、教育予算を削り、将来の経済成長率を下げてでも格差社会が正しいと考えるような輩ですから、選ぶと将来後悔することにしかなりません。現在、全世界で必要なのは公正な競争で、自由な競争ではありません。
<2012.5.13>
橋下大阪市長(元府知事)は原発賛成へ
背後の支持団体を見れば明白ですが、真面目に反原発などする気がない人です。「私が反対しているんだから住民投票はいらない」との詭弁に対して、どうしてマスゴミは詰問しないのか不思議です。
教育予算や文化予算を削減し始めました。所詮、公務員の人件費や社会保障費を削って、自分の支持母体の関西の大企業に補助金をばらまきたいだけの人ですね。こんな人を支持しても日本の未来は悪くなるばかりです。こんな人を持ち上げる週刊現代は程度の低い週刊誌だと呆れます。橋下が提案する政策のほとんどが、より将来の成長率を下げ、格差を広げるだけの社会悪な政策ばかりです。
<2012.6.5>