時事批評

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石原慎太郎の出鱈目さにうんざり

言行不一致の数々

 これまで、いろいろ批判してきたが、まさか任期を大幅に残して辞任するとは思わなかった。これほどまでに無責任の極みのゲスだとは。これまで石原氏は、事あるごとに「選挙で当選した人は任期途中でやめることは無責任である」という趣旨の発言を繰り返してきた。国政には二度と出ないとして、さまざまな放言を繰り返してきた。「国政には興味がない。」「あんなの馬鹿がやっていればいい」「都政の方がよほどやりがいがある。」「都政で骨をうずめる覚悟だよ。」それらの言葉はすべて真っ赤なウソだったわけだ。不誠実だね。石原慎太郎が、任期を大幅に残して、無責任な辞任をするとは笑い種である。こんな馬鹿な奴を当選させたから、また無駄に選挙費用がかさむ。「無駄なオリンピック予算、無駄なパレードの予算、無駄な官僚機構の広告、自分の支持組織への資金援助銀行の設立、融資資金の焦げ付きを都民の税金で補てん」とこれほど出鱈目を尽くして、自分の公言してきたことも放棄してしまう無責任な輩である。落選運動で、真っ先に落とさないといけないのは、橋下徹や石原慎太郎、自民党議員である。

東京新聞は東京都の尖閣諸島購入が法的正当性がなく動けない都行政について一面にゴミ記事3日も掲載

 3.11の時は、官僚の使い方がうまくないから、民主党政権は云々といっていたが、法的に正当化できないような行為について、無駄な労力を使わせることが、石原の言う「うまい官僚の使い方」なんだろう。単に自分の我儘で都の官僚を振り回しただけで、他にもっと取り組むべき課題が山積していたのに、都知事のくせに、外交みたいなパフォーマンスばかりにかまける老害政治家には呆れるばかりだ。

 オリンピックも外交に近い事柄だから熱中したのか知らんが、内政の能力は銀行課税以外何も実現しなかった。選挙前には無駄な予算の削減や公務員の縮小をいうが、実際は無駄な予算だらけで、新銀行東京の行員という準公務員も増えた。今後の評価で、無駄を尽くしたのが石原都政の本質だったといわれるようになるだろう。マスゴミは、辞任後に自らの利権に関係ないことだけ、石原を批判するのは姑息すぎる。これまで無駄な予算のおこぼれに授かってきたマスゴミは、いまだに石原慎太郎に関する情報操作を諦めない。いい加減にやめるべきだよ。オリンピック関係の広告で、いろいろマスゴミも潤っているとはいえ、講談社の漫画雑誌にまでオリンピック広告出すなんて税金の無駄遣い以外の何物でもない。

不法行為の数々

 美濃部都知事時代も利権政治が横行したが、石原の時もひどかったのに、そうした批判はまだ出てこない。30年前の暴力団との付き合いが問題になるなら、石原慎太郎も、安倍晋三もダメだろう。安倍晋三に関しては、初選挙でそうした方々との御付き合い(選挙妨害)で当選した、その事に関して公然と批判できない状況にあるという話を、山口の地元の複数の方々から聞いている。工藤会は最近なので、昔の情報をネタに恫喝しただけかもしれないが、元がそうだからトラブルに巻き込まれるのだ。石原慎太郎も同様である。昔は石原都知事の対立候補はさまざまな選挙妨害にあっていた。

 石原慎太郎の秘書は選挙妨害で逮捕されているし、新井将敬議員の自殺か他殺の元凶なのではないか。飯島愛の死についても不審な点がぬぐえない。そもそも、石原がフランス嫌いと言いながら、都営大江戸線の名称の腹案をフランス語で披露するから、飯島愛に突っ込まれただけなのに。石原は知識不足の割にプライドだけ高く、根に持つほどのことでもないのに陰険すぎる。安倍に関しては、今年の10月に議員会館の事務所の内部に韓国籍暴力団を招いているが、これは暴力団排除条例に違反した行為に相当するのだが、自覚あるのかなぁ。先の首相演説を読んで、安倍には、まともな日本語を勉強する期間がまだまだ必要なので、ぜひ議員辞職して欲しい。石原は東電への水力発電の売電価格の値上げも途中で投げての辞任である。必要性のない水力発電のダムをあくまで推進して、東電に安く売電したかったんだろう。石原は原子力推進派だから。

 複式簿記にしたところで、運用が悪ければ予算の適正な使用に結びつかない。都財政の複式簿記化は、形式を整えただけで、石原都政でかえって予算使用が杜撰になった。例えば、石原氏の親族に随意契約で仕事を頼むなど論外である。普通に競争入札すればいいだけの話だし、仮に、有能であっても、上杉鷹山のような高潔の士ならば、息子に競争入札への参加辞退すら促すだろう。他にも、不法な予算使用は多い。オリンピック関連予算もそうだが、警察の民間バスなどへの広告でも疑問なものは多々ある。そもそも電波塔として、補助金を出したスカイツリーは、いまだに地デジ電波を飛ばしていない。だから、アンテナの方角変更の話も沙汰やみになっている。非常に愚かだ。最終的には、東京タワーとスカイツリーに、二重に使用料を払うという不正な行為に及んだ。本来なら、予定通りに試験電波すら飛ばせなかった東武を都が訴訟して、賠償させるべき案件でもある。そうしたことをすべて投げ出すことは、暴走程度の問題ではなく、無責任、未熟、身勝手、不法行為などが、石原慎太郎の形容に適当な用語である。都の銀行への資産焦げ付きに対する税金投入も、法律的根拠はない。不法を尽くすような政治家が一人でも減ることを心より望んでならない。

 こうした間違った人物が当選する背景にはマスゴミのデマがある。デマばかり流すから、国民は間違った人を選ぶのである。過密スケジュールで働くことは、その人の政治的力量を全く意味しない。一日睡眠3時間で、殺人に勤しむ人間が、勤勉と評するのが不適当というのと同じことである。印象操作をしているのである。橋下徹や石原慎太郎関連のニュースは、「過密スケジュールで働く人間は尊い」かのような印象操作が多い。

親族が親にコメントしてニュース流す放送倫理のないテレビ局

 最近、石原良純が天気予報士としてではなく、コメンテーターとして、親の石原慎太郎の行動にコメントさせる馬鹿なテレビ番組(テレビ朝日系列『情報満載ライブショー モーニングバード!』)がある。こういうのが放送倫理に反しないという立場の放送局とはなんだろう。放送局の資格はく奪した方がいいのではなかろうか。

<2012.10.30>

Kazari