維新の会の出鱈目度
まず実績から
橋下徹は市長の時に、脱原子力を掲げたが、関西経済界の意向を受けて、あっさり原発再稼働を容認すると発言した。そして、「私ができないと言ったら、できないんです」と開き直ってさえいた。その人物がテレビで原発政策を問われると脱原発をするという。厚顔無恥とはこの事である。「どの党に投じても同じだ」とも発言していた。なら、君が立候補を辞めたらよかろうと本当に思う。しかし、党首である石原慎太郎は、早速、脱原発を橋下徹の妄想と切り捨て、原子力推進の立場を明らかにしたことが東京新聞ですでに報じられている。
ええっと政策合意しないと、維新の会には入れないといっていた橋下徹元党首であるが、どうやら、維新の会も党独裁のようである。そうであるならば、党首の政策と異なる橋下徹は、脱原発の旗を下げるか、維新の会を辞めるか、現時点で決断すべきだろう。決断力も実行力もないから、しないのだろうけれども(皮肉)。
いや、かつてこれほどまでに選挙前からみっともない政党あったかなぁ。政党政治を壊す目的で出鱈目をやっているとしか思えない水準である。投票率を下げ、政治不信を強くしたいのか知らんが、悪ふざけが過ぎる。
石原党首の妄言
自民党との連携について尋ねられて、選挙前に答える馬鹿がいた。石原慎太郎である。通常は、すでに自民党と維新の会と両方の候補者がいる選挙区がある場合、選挙も終わってないんだからと発言を謝絶するのが普通の対応である。自分が落ちたことがないものだから、選挙音痴なのに呆れた。どっちに入れても同じという事は、維新の会候補者が落ちても、自民党でもいいと言っているのと同じことで、自民党候補者と対峙する維新の会の候補者の背面から狙撃するのと同じ背信行為である。こういう事を党首が率先するところは、民主主義のかけらもないことが良く分かるだろう。
選挙権を持つ老人も、右派気取りが好きなのか知らんが、若者世代に困窮を強いる政治家に投票をし、日本の将来を危うくするような愚は避けてほしいものである。
<2012.12.5>
石原慎太郎はTV朝日の番組「政治不信を招いたのは国会議員だ」と言っていた。私の政治不信が強まったのは、石原慎太郎の都政による部分が極めて大きい。私の知人にもそのように言う中道派の人間は数多くいる。是非、政治不信を招いた原因の責任を取って、石原慎太郎自体があらゆる公職から引退していただきたい。副知事の解任やその後の副知事への給与の石原による自腹払い、石原自体の年金辞退も、以前の放言内容から石原慎太郎が当然果たさなければいけない義務である。
<2012.12.9>