時事批評

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3.11に際して 奇怪な報道をするマスメディア

 検証せずに安倍の発言を報道するのって情報操作では

 小泉Jrは自民党が政権を取れば、福島の復興は急速に進むと豪語していたが、その後、発言内容を検証した報道番組はまったく作られていない。
 そして、「ステージに合わせた切れ目のない支援を」などと実態とかけ離れた発言をマスゴミが相変わらず、垂れ流し報道をし続けるのはなぜだろうか。

 今回、TVアナウンサーがどや顔で「福島がカタカナで語られることがなくなる云々」と言っていたが、意味不明で伝わらない。地名がカタカナって何を言いたいのかなぁ。そもそも廃藩置県後にできた地名に過ぎない。福島と漢字で伝えられると復興と妄想しているアナウンサーと仮定しても、意味は伝わってこない。この男性アナウンサーは自らがバカであると自己宣伝した効果しかないのではないか。つまらない事をいう暇があったら、時の政権である安倍に、被災者のために「・・・」をすることが重要という趣旨の発言をすべきであったのに、と知性の低さを嘆かざるを得ない。

 3.11関係番組では、よくわからない専門家が蒙昧な発言を行っていて気持ち悪かった。自分で何をしゃべっているのか、理解できているとは思えなかった。「3.11を振り返り、反省し、・・・」、女性の何の専門家も思い出せない。つまり、被災者を丹念に取材して、検証番組を作る気もないから、こういう構成になるのかな。
 メディアに出ても一向に改善しないから、被災者から総すかん状態になり、訳のわからない専門家を引っ張り出して、時間をとにかくつぶして、福島のために報道しました的なやっつけ仕事が多かった。もういらないといわれる水準ですね、TV報道。

 安倍政権に行われたTVによる情報操作(デマ)を付記しておく

(1) 林修の最低の情報操作について記しておこう
 ウィルスの専門家以外の意見は聞くに値しないそうだが、そもそもウィルスの専門家が常に正しいわけではない。
 典型的な嘘は、ウィルスは寄生して繁殖するので、宿主を殺すのは不利な戦略なので、そうしたウィルスは自然淘汰されるというものがある。エボラ出血熱で、アフリカで大量の死者が出ているときに、そのような呑気な発言をして、ど顰蹙を買っていたのを林氏は記憶喪失で覚えていないらしい。
 死亡率が下がるはず、すぐ収束するはず、というウィルス専門家の予想は当時も今も悉く外れて現在に至っている。つまり、いわゆる常識に当てはまらない「宿主を殺す」ウィルスは存在し、その後も多々誕生している歴史的な事実がある。この期に及んでこの手の情報操作をするのは本当に恥以外の何物でもない。深く猛省を促したい。
 なお、もともと動物にいたウィルスが人間に感染した際に、死亡させるウィルスは、そもそも動物を殺さない形で存在しているので、「宿主を殺す」ウィルスは人間限定の話にすぎない。なので、こうしたウィルス専門家は、極端に人間を特別視したバカげた視点で物事を判断していることになる。専門バカの典型ではなかろうか。

(2) 日本だけ、ウィルス型の話が出てこない。
 ついに、日本人が海外旅行でウィルスをまき散らす事態となっている現状には嘆かわしいものがある。
 北海道の事例を詳らかに検討すれば明らかなように、感染を広げているのは、40代以降の観光旅行を行う財力と時間を要する中高年であることには疑いの余地はない。
 そうした中高年は相変わらず、国際的に移動を重ねているし、特に制約がない。すでに日本やアメリカの近隣窮乏化政策は、諸外国に具体的な損害をもたらし始めている。

(3) マスクの必要性?
 WHOが指摘しているように、マスクの予防効果は科学的に証明されていない。それを信じないという岸もどうかと思うが、信じる林修にしても専門家が言うからというのでは、どちらも愚かしい。
 これまでマスクに関する論文を見れば、感染者がしなければ意味がないというのは当たり前としか言いようがない。論文を読めばいい話。WHOという官僚機構が信じられないとか、専門家の発言を信じようとか、こういう問題を人の信用問題に置き換えてしまう態度がそもそも科学的でないし、手抜きだし、愚かである。論文を読む時間を作り、読んで信憑性を自ら判断するというのが、科学的態度であるはずだ。
 林修は教育者でもあるのだから、そうした当たり前の科学的態度を、時間節約を理由にさぼってはならない。マスメディアで情報を出す側には、それだけの覚悟が必要なことは、筑紫哲也の本でも読んでれば分かりそうなものなのにね。

 オリンピック開催年にマイナス成長など恥知らずな結果にならないよう、安倍政権には退陣していただきたいものだ。後世まで悪名しか残せない宰相はもうこりごりです。

<2020.3.11>

Kazari