D.I.Y.
マグネット製品を使うために
さて、我が家には、ほとんど鉄製品がない。そのため、マグネットを使用できる家具は、せいぜい冷蔵庫くらいしかない。あったとしても、メモなどをマグネットクリップなどでつけるには不適当な場所にしかない。台所の換気扇や電子レンジなどだ。普通の家庭で、マグネット製品を利用する場合、鉄製の本棚やパソコン・ラック、ホワイト・ボードを利用するのだと思う。
ホームセンターにいけば、さまざまなサイズのホワイト・ボードがある。値段は、同じサイズのコルク・ボードの1.5〜2倍くらいだ。安いコルク・ボードも、ホワイト・ボードもボール紙を利用している。コルク・ボードの場合、ボール紙の両面にコルクを貼り、木枠で止めてある。ホワイト・ボードの場合、ボール紙の片面に薄い鉄板を両面テープなどで貼ってプラスチックやアルミの枠がついている。
コルク・ボードは軽いので、地震などの対策は行いやすい。ホワイトボードは大型のものになると、それなりの重量になる。何回も画びょうを抜き差しするとコルクボードは痛むが、仮にマグネット製品を使うにしても、全面ホワイトボードにする必要があるわけではない。もし、比較的大きめのマグネット製品用のボードが必要なら、私は、コルク・ボードの一部にホワイトボードの鉄板を貼って作るつもりだ。
一番、使う可能性があるのは、パソコンの近くの3段ボックスや本棚である。私はパソコンラックを木で自作したので、金属部分がない。そこで、パソコンラックの脇にある本棚の枠の部分や三段ボックスの枠の部分を利用することにした。
使う材料は、100円shopで売っているホワイト・ボードと両面テープである。まず、簡単に枠が壊せそうなホワイト・ボードを100円で購入する。
写真のホワイトボードは、あまり簡単に枠がはずれないので別の物の方がいいかもしれない。この製品は厚紙部分と鉄板部分の両面テープが比較的簡単にはがせる。
枠を外せば、薄い鉄板とボール紙が両面テープで貼られているだけなので、それを鉄板があまり曲がらないように丁寧にはがす。ホワイトボードは表は白だが、裏は灰色である。順に写真を載せておく。
裏面に定規をあてて、油性マジックなどで必要な幅の線をひく。けが防止のために3段ボックスの枠より小さめにした方が良いだろう。あとは線に沿って、はさみなどで切ればよい。そして、両面テープを貼って、木枠に貼れば、手軽なマグネット利用場所が作れる。
私は、ここにマグネットクリップやマグネット付き湿度計などをつけている。ちなみに、部屋の扉には、小さいコルクボードをかけてあるが、その右半分に木枠にくい込ませてホワイト・ボードの鉄板を入れて、両面テープで貼って使っている。100円Shopには、両面テープのついたゴム磁石のテープも売っているが、これには直接、磁石が強くつかない。そのため、もしこれを使うにしても、鉄板を挟む必要がある。それに、このゴム磁石の方が薄い鉄板より重いので、これを用いると両面テープの部分がはがれやすくなる。参考までに、100円のゴム磁石(両面テープ付)の写真。

<2012.2.27>