食品など
レトルトの進化を感じるタイのカレー
タイ料理は昔から好きで、いろいろな輸入食材を試してきたが、最近はとくにカレーのおいしさが現地なみのものが大分、安価になった印象がある。以前も、400円くらいの商品を購入すれば、現地なみのグリーンカレーを食べれたが、そうでなければ、都内のタイ料理専門店などにいく必要があった。
一番安いのは、KALDI(輸入食材店)で売られている54円の焼きそば(グリーンカレー味)を利用することである。ただし、この麺はお世辞にもおいしいとは言えない。麺の部分はインスタントラーメンとしてもおいしくはないが、そうして別に処理してしまう。残りの調味料を使って、適当に野菜と炒めて、ゆがいたタイの米麺(センレク)などを合わせると、かなり本格的なグーリンカレー味のパッタイ(焼きそば)になる。この場合は、うどんでも相性が良いので、興味のある人はお試しあれ。タイの米麺(センレク)は、大きめのKALDIなどで扱っている。
もうひとつは、特定のキャンドゥ(100円Shop)でしか見たことがないが、タイのイエロー・カレーの缶詰(鶏肉)が105円で売られている。日本のツナ缶メーカーで有名な「いなば」が作っているが、これがすごくおいしい。特にイエローは鶏肉なので、タイ現地の味にちかい。このシリーズには、ツナ(まぐろ)を使ったグリーンカレー(写真の青色のもの)とレッドカレーもあるが、私の味覚では、イエロー>>グリーン>>レッドの順で味が良い。イエローに関しては300円台の商品にも引けを取らない感じで、とても良いのだが、いかんせんあまり売っている店がない。ツナがメインのメーカーだけあって、グリーンとレッドの方がよく見かける。しかしタイのグリーン・カレーで現地でツナが入っていたものは記憶になく、その意味でも味的にも現地とはかなり違った食べ物になっている。魚肉が入ったタイのグリーンカレーならいろいろなバージョンをタイで食べたが、それとは別物と思った方がいい。グリーンとレッドに関しては、Lawson100でも取扱っている店があった。
「いなば」のイエロー・カレーの缶詰は、ごはんや米麺やうどんなど、いずれとも相性が良い。グリーン・カレーの缶詰なら、米麺かうどんという気がする。この缶詰に関して、現地の味を期待するならイエロー以外は止めておいた方がいい。
<2012.4.26>
GWがあけて、Lawson100で「いなば」のイエロー・カレーの缶詰を扱う店舗が急増した。有難いことだ。缶詰は保存期間が長いし、この缶詰は一食(一人)分なので、家族間などで好みの味が異なる場合でも気軽に利用できるのも良い点だ。家族全員がタイ料理を好きならば、KALDIなどの輸入食材店で、400円程度のタイ・カレーを買っても、すぐに消費できるだろうが、家族で一人だけタイ料理が好きだったりすると、なかなか大量に一品を作って冷凍庫に入れておく気になれない。そんなこともあって、今後も潤沢に供給してくれると嬉しい商品である。ちなみに、パンにつけてもおいしくいただける。
<2012.5.8>