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価格について

どこが安いか、本当にわかりにくい

 「餅は餅屋」ということわざがあるが、現実の世の中はそれほど単純ではなく、専門店が安いとは限らない。

 「おかしのまちおか」が常にお菓子の最安値ではないといえば、納得してもらえるだろうか。

 では「具体的にどこが一番安いのか」というのが難しい。金持ちは調査費用の方が高くつくはずだから、高くても信用している店から買えばいい。しかし、所得の低い人が高い製品を買うときはそれなりに調べた方がいい。

 実際には、高い商品でなくても、かなりの価格差が見られる。別の場所に書いたが、経済学的な理由から、インターネット店舗間では価格差が大きくなる傾向がある。インターネット上の店舗維持費用が安くて、たまに間抜けな消費者に売れば良いからである。実際に、このサイトで取り上げた商品の中にも、かなりの価格差がみられる商品がある。現在、あきばおーのweb店舗で、オーム社の白色LED電球 LB-L60N は、430円(2012.4.29日時点)の値がついているが、価格調査サイト「ベストゲート」によれば、480円〜1980円もの価格差がみられる。480円から見れば、1980円は3倍の値段だ。

 インターネットでは送料や振込手数料によって全体の費用が変わることもあるし、長期保証の有無などもあるので、単純ではないが、比較的低価格の製品を実際の店舗で買う場合でも、価格差が大きい商品がある。

 例えば、MTB(マウンテンバイク)用のカギ(ブレーキの上につけるタイプ)で、ブラケット付のリングロックは、多くの自転車専門チェーン店で2000円前後(1980〜2100円程度:2012年4月上旬調査)の金額をつけている。しかし、以前に1300円程度で購入した記憶があったので、気長に探して、ホームセンターで、1300円くらいで購入した。自転車備品なのに、専門店よりもホームセンターの方が安いこともあるわけだ。インターネットでも送料と手数料を無視すれば同額程度の場所も見つかるが、諸費用込みで1300円というのは見当たらなかった。

 自転車備品としては、秋葉原の店舗で、防水タイプの三種類の点灯が可能な自転車用のライトが200円で売っているが、これも自転車店によっては、全く同じ製品を800円で売っているのを見たことがある。金額は小さいが、この場合、価格差を比で見ると4倍にもなる。

自転車用ライト

 まったく同じ製品とは言えないが、耐震マットも100円Shopにあるのと、同じようなものが、オーディオ家電品店などで、2000円程度の値段がついていたりすると、価格差に見合う性能とは何か考えてしまう。

<2012.4.29記、5.22写真追加>

 最近の100円shopでボタン電池は多くが2個100円程度する。秋葉原の秋月電子などで、LR44が国産メーカ製で10個285円程度、海外がメーカ製で10個100円、LR41が国産メーカ製で10個250円程度、海外がメーカ製で10個100円、時計用のボタン電池(SR621やSR626など)も10個250円程度のものが多い。

<2012.7.4>

Kazari