政策立案

政策立案選択に戻る

アメリカ、オバマ政権との付き合いには距離を置こう

外交のド素人政権と特別な会議(TPPなど)をする意義はない

 もともとパレスチナの国連への正式加盟を言い出したのは、アメリカのオバマ大統領である。それが、最終的にパレスチナの正式加盟を国連安全保障委員会でアメリカが否決に回るというパロディを演じて見せた。

 そして、2011.11.1、パレスチナのユネスコへの正式加盟が決まると、1990年代に制定した国内法のひとつにある規定「パレスチナ解放機構(PLO)に「加盟国と同等の地位」を認める組織には資金を出さない」というものを盾に、ユネスコへの拠出金(年間8000万ドル(約63億円):全体の22%にあたる)を停止すると表明した。これは何だろう。

 オバマはそもそも、この法案を廃止せずに、パレスチナへの国連への正式加盟を発言したという事になるが、こんな馬鹿な大統領がいていいのだろうか。もし、安全保障委員会でパレスチナの国連への正式加盟の賛成に回っても、アメリカ議会が国連への拠出金を停止する結果になり、アメリカの国連脱退につながる話だったことになる。これは、日本の鳩山元首相の米軍基地沖縄県外発言などより、はるかに重い無責任発言である。

<2011.11.2>

Kazari