政策立案

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落選運動の基本方針

 落選させるべき政治家を分野別に列挙していきます。

原子力推進派の勢力が第一候補

 アメリカ自体は原子力推進派なので、日本の原子力推進派の政治家を落とすという事は、アメリカの政策とは一定の距離を保った独立国家としての行動をするという事でもある。残念ながら、本気で原子力反対の議員は少ない。日本のマスメディアはすでに米国共和党右派のための報道機関かと見間違うばかりの水準に悪化している。特にテレビのニュース報道はNHKをはじめゴミの水準で、選挙報道もまとめ方が恣意的で参考にならない。特に今回は原発を争点から外そうと、懸命に情報操作を行っていて気持ちが悪い。できれば緑の党が独自候補を立てることが望ましいが、過半数まで候補者が伸びそうにないので、これまで当選してきた多数の政治家を落選させないと、反原子力、脱原子力すら実現できそうにない。

 もう戦後50年が経過しているのだから、アメリカの軍事基地の撤廃と、密約を含めたすべての不平等条約の解消を実現しなければならない。ここ数十年間の自民党がもたらした密約で、不平等度は高まっているように思う。沖縄の基地問題も争点になることは言うまでもない。となると、現行の自民党国会議員とマスメディアではとても駄目ですなぁ。傀儡国家化を本気で好む連中が多いのだから。このリストによると、亀井静香も入るんだよな。

 しかし、亀井静香はその後、脱原発、反TPPということで、新党を立ち上げたとのニュースが出たので、落選運動から、はずすのが順当と思ってます。田中康夫の新党日本のweb頁で、「誰も知らなかった亀井静香」というインタビューを見れますが、これを見ても、やはり米国と交渉できる別格の政治家ですね。鳩山由紀夫は微妙な気もしますが、アメリカが叩いただけだし、脱原発を掲げれば外してもいいかな。日本の官僚は無能な人が多数派になったので、アメリカ依存症な人が多いです。亀井が官僚が政治家を脅してくることを嘆いていますが、この日本官僚の原子力推進派を抑え込めるだけの政治家でなくてはなりません。だから、野田佳彦には無理です。自民党の妨害がなくても党の公約にない増税を決めるくらいの独裁者なので、谷垣禎一と同じです。

 野田佳彦は松下政経塾出身で、一般庶民のことなど無視して、財界の利害を代弁し過ぎることはこれまでの政策を見ても明らかなので、落選運動で落とすべき議員の一人です。落選させるべき松下政経塾出身の政治家は多数います。Panasonic自体の経営が傾いているくらいですから、政治の経営も下手と考えるのが妥当です。特に前原誠司、福山哲郎はテレビ討論などで、原子力推進の立場を表明した事もあるので、落選が適当です。

地下式原子力発電所政策推進議員連盟の国会議員
会長:平沼赳夫(たちあがれ日本→太陽の党→日本維新の会)
顧問:谷垣禎一(自民党)
顧問:安倍晋三(自民党)
顧問:森喜朗(自民党)
顧問:鳩山由紀夫(民主党)
顧問:渡部恒三(民主党)
顧問:羽田孜(民主党)
顧問:石井一(民主党)
顧問:亀井静香(国民新党)
事務局長:山本拓(自民党)
中山恭子(たちあがれ日本)
塩崎恭久(自民党)
高市早苗(自民党)
 原子力推進を明言している石原慎太郎、財界の言いなりになって原発再稼働を容認した橋下徹
石原慎太郎(太陽の党→日本維新の会)
橋下徹(日本維新の会)

 橋下徹と石原慎太郎は自分がトップになって利権を恣にするタイプの政治家であり、当選させても景気が良くなることもないし、ブレーン(猪瀬直樹、堺屋太一)の能力が低いので、一般庶民に良いことは一切ありません。実際に両者とも都・県知事時代に都・県民経済の景気浮揚に成功した政策をひとつも行っていません。二人とも国に責任転嫁してました。政策がかなり違うのにくっつくあたり、とても真面目に改革する気などないのだなぁ。出来もしないことを出来ると言い張り、甘い汁を吸う事ばかり考えている幼稚な連中です。

アメリカの利権のために国益を売る国会議員

 以前書いた記事より落選させるべき候補をあげておきます。アメリカのための貸金業規制法の改悪に加担した政治家です。

甘利明(自民党)
保岡興治、太田誠一、西川公也(自民党)
塩崎恭久(自民党)
柳沢伯夫、竹本直一、根本匠、柴山昌彦、山崎派、伊吹派、高村派、森派、丹羽・古賀派(自民党)

 今回、自民党総裁選に出た5名もすべて原子力推進派です。自民党で反原子力なのは河野太郎ひとりですが、彼の「デモ考」などを読んだ印象では、彼の反原子力が本気とは私には思えません。というわけで、自民党議員はすべて落選させた方がいい。小泉路線でいく限り、アメリカ企業は日本の国力が落ちて喜ぶだけです。ほんの少し日本の景気が改善しても、すべての所得層にその恩恵が行き渡ることは決してありません。ここ20年間、国内GDPが名目で減少するデフレの最中に、低所得層に重点的に増税し鞭を打って、富裕層に所得が分配されてきましたが、社会が疲弊しただけでした。正直者が馬鹿を見て、自殺に追い込まれるような社会にしても、碌でもないだけです。そういう社会を石原慎太郎や安倍晋三は強い社会と勘違いしています。

 日本国内でもアメリカでも経済界に不法や不正な競争が蔓延しはじめています。所詮、能力のない経営者に所得を分配した所で、まともな稼ぐ手段を見いだせずに、不法な行為に手を染めて、社会全体を劣悪な状況にするのは目に見えています。アメリカでは大統領選挙中の天災への対応が功を奏し、オバマ民主党が再選しました。日本のマスメディアは、アメリカ共和党の意向を反映した偏向報道を繰り返していますが、アメリカのどこを代弁している気になっているのか、よく分かりません。

 沖縄の人から見れば、民主党の鳩山政権たたきは、アメリカのジャパン・ハンドラー(日本を操る人々)が仕掛けたという印象だそうです(小森陽一[編著](2012)「沖縄とヤマト」かもがわ出版、121頁)。私も同じ印象を持ちます。日本のアメリカ米軍への寄与度は世界一ですが、それでもアメリカの時代錯誤な対中戦略とやらに不平等に付き合わされるのには辟易します。小沢たたきも小沢の民主党議員の大量訪中に対するアメリカの横やりのように思います。いまだに勝ち目のない裁判を上告して無駄な税金をかけたいようですが、いい加減にこういう幼稚な植民地政策はやめるべきでしょう。日本のマスメディアも米国の傀儡政権のような真似を良いことのように言うのは止めるべきです。世界中の笑いものになってます。

日本の財界の支援で政治家になった人が第二候補

松下政経塾出身の国会議員

 メンバーを見ればお分かりの通り、馬鹿ばかりです。

自民党 衆議院
逢沢一郎 - 1期生(岡山県第1区選出)
高市早苗 - 5期生(比例近畿ブロック選出)
河井克行 - 6期生(比例中国ブロック選出)
秋葉賢也 - 9期生(比例東北ブロック選出)
松野博一 - 9期生(比例南関東ブロック選出)
小野寺五典 - 11期生(宮城県第6区選出)
民主党 衆議院
野田佳彦 - 1期生(千葉県第4区選出)
打越明司 - 2期生(比例九州ブロック選出)
松原仁 - 2期生(東京都第3区選出)
笹木竜三 - 3期生(比例北陸信越ブロック選出)
樽床伸二 - 3期生(大阪府第12区選出)
原口一博 - 4期生(佐賀県第1区選出)
三谷光男 - 4期生(広島県第5区選出)
武正公一 - 5期生(埼玉県第1区選出)
吉田治 - 6期生(大阪府第4区選出)
神風英男 - 7期生(埼玉県第4区選出)
谷田川元 - 7期生(千葉県第10区選出)
山井和則 - 7期生(京都府第6区選出)
勝又恒一郎 - 8期生(比例南関東ブロック選出)
玄葉光一郎 - 8期生(福島県第3区選出)
前原誠司 - 8期生(京都府第2区選出)
市村浩一郎 - 9期生(兵庫県第6区選出)
井戸正枝 - 9期生(兵庫県第1区選出)
本多平直 - 9期生(埼玉県第12区選出)
稲富修二 - 17期生(福岡県第2区選出)
城井崇 - 19期生(福岡県第10区選出)
森岡洋一郎 - 20期生(埼玉県第13区選出)
松本大輔 - 22期生(広島県第2区選出)
橘秀徳 - 23期生(神奈川県第13区選出)
三日月大造 - 23期生(滋賀県第3区選出)
神山洋介 - 23期生(神奈川県第17区選出)
自民党 参議院
渡辺猛之 - 13期生(岐阜県選挙区選出)
宇都隆史 - 28期生(比例区選出)
熊谷大 - 28期生(宮城県選挙区選出)
中西祐介 - 28期生(徳島県選挙区選出)
民主党 参議院
長浜博行 - 2期生(千葉県選挙区選出)
徳永久志 - 8期生(滋賀県選挙区選出)
福山哲郎 - 11期生(京都府選挙区選出)
新党改革、みんなの党

 この2つの政党は掲げる政策から財界の利益を実現するための傀儡政党と判断できるので、政権を取れば、みんな原子力推進派に鞍替えしてしまう連中です。

日本の宗教界の支援を受けている政治家が第三候補

 憲法の信教の自由を脅かす存在であるし、憲法の厳格解釈の下で言えば、これらの議員の活動は憲法違反の疑いが濃厚である。憲法とか大切な法運用を蔑ろにしやすい勢力と考えられる。

神道政治連盟の政治家

 このリストにも亀井静香がいるのだが、彼だけは例外にしたい気がします。彼が金融担当相だったときの政策の印象が際立っているからです。役員報酬の開示の件では、日本やアメリカの経済界を無視し、株主総会を控えて逃げ場のない状態の時の政策決定でした。それだけに、政治家としての辣腕ぶりに期待が持てます。この神道関係者でも米国と対等に渡り合うために必要と考えているなら、止むを得ない側面もあるとは思います。しかし、「アメリカとの対等の対話を望んで」に該当する実績のある政治家は亀井静香以外には知りません。

北海道:武部勤・町村信孝(衆) 伊達忠一(参)
青 森:江渡聡徳・大島理森・木村太郎(衆)  山崎力(参)
秋 田:金田勝年(衆) 石井浩郎(参)
宮 城:秋葉賢也(衆) 愛知治郎(参)
山 形:遠藤利明(衆) 岸宏一(参)
福 島:吉野正芳(衆) 岩城光英・森まさこ(参)
茨 城:梶山弘志・額賀福志郎・永岡桂子(衆) 岡田広・長谷川大紋(参)
栃 木:佐藤勉・茂木敏充・渡辺喜美(衆) 上野通子(参)
群 馬:小渕優子・佐田玄一郎(衆) 中曽根弘文・山本一太(参)
埼 玉:柴山昌彦(衆) 関口昌一(参)
千 葉:齋藤健・浜田靖一・林幹雄・松野博一・森英介(衆) 石井準一(参)
東 京:石原伸晃・井上信治・下村博文・平沢勝栄(衆) 中川雅治・丸川珠代(参)
神奈川:甘利明・河野太郎・菅義偉・田中和徳・松本純(衆) 小泉昭男(参)
長 野:吉田博美・若林健太(参)
岐 阜:金子一義・棚橋泰文・野田聖子・古屋圭司(衆) 藤井孝男・渡辺猛之(参)
静 岡:城内実・塩谷立(衆) 岩井茂樹・牧野京夫(参)
愛 知:鈴木政二・藤川政人(参)
三 重:川崎二郎・田村憲久・三ツ矢憲生(衆)
新 潟:塚田一郎・中原八一(参)
富 山:長勢甚遠・宮腰光寛・橘慶一郎(衆) 野上浩太郎・森田高(参) 鹿
石 川:北村茂男・森喜朗(衆) 岡田直樹(参)
福 井:稲田朋美・高木毅・山本拓(衆) 松村龍二・山崎正昭(参)
京 都:伊吹文明・谷垣禎一(衆) 西田昌司・二之湯智(参)
大 阪:竹本直一・柳本卓治(衆) 谷川秀善(参)
兵 庫:谷公一・西村康稔(衆) 鴻池祥肇・末松信介(参)
奈 良:高市早苗・田野瀬良太郎(衆)
和歌山:石田真敏(衆) 世耕弘成・鶴保庸介(参)
鳥 取:石破茂(衆)
島 根:竹下亘・細田博之(衆) 青木一彦(参)
岡 山:逢沢一郎・加藤勝信・平沼赳夫・村田吉隆(衆)
広 島:亀井静香・河井克行・岸田文雄・中川秀直(衆) 溝手顕正(参)
山 口:安倍晋三・河村建夫・高村正彦(衆) 岸信夫・林芳正(参)
徳 島:後藤田正純・山口俊一(衆)
香 川:大野功統・平井卓也 (衆)
愛 媛:塩崎恭久・山本公一(衆) 山本順三(参)
高 知:中谷元・福井照・山本有二(衆)
福 岡:麻生太郎・古賀誠(衆) 大家敏志・松山政司(参)
佐 賀:今村雅弘・保利耕輔(衆) 福岡資麿(参)
長 崎:北村誠吾・谷川弥一(衆)
熊 本:金子恭之・坂本哲志(衆) 松村祥史(参)
大 分:岩屋毅・衛藤征士郎(衆) 礒崎陽輔(参)
宮 崎:江藤拓・古川禎久(衆) 松下新平(参)
鹿児島:小里泰弘・森山裕(衆) 野村哲郎(参)
比 例:有村治子・衛藤晟一・尾辻秀久・佐藤正久・水落敏栄・山谷えり子・義家弘介(参)
公明党の政治家、幸福実現党の政治家

 全員なので名簿は省略

<2012.11.19>

特に落選させるべき議員

 憲法改正を前提にした公約を掲げる議員は落選させねばなりません。

 憲法改正した後でないと実現しないことを公約とすることは、任期中にできないことを公約にしているのと同一です。しかも、国会の衆院の議席の2/3を確保しないと実現できない事を言っているので、嘘つきもいいところです。しかし、「出来ることしか公約に掲げません」と明白に嘘を何度も連呼しているので、こういう政治家は落選させなければなりません。安倍晋三のことです。

民主党の中で特別に落選させるべき議員

 官僚のいいなりで、暗躍するタイプの政治家は日本に必要ありません。特に財務省の言いなりになるような国会議員は不要です。仙谷由人のことです。その他にも、例えば、財務省の国債管理の責任を日銀に転嫁することになる日銀の国債引き受けを主張する人間も落選させるべきです。私は日銀に国債引き受けさせるなら、財務省は国債の管理から手を引くべきだし、国債の管理すらできないのなら、予算権も日銀に譲り、財務省を解体すべきだと思います。日銀の国債引き受けなんてことを言う政治家は財務省の犬です。自民党の安倍晋三のことです。

 ちなみに財務省より日銀が、予算管理した方が効率的と考える経済学者は多数います。

<2012.11.23>

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