若者よ、選挙に行こう
若い人ほど、就職先に困っているのだから、国際競争なんてインチキな概念に騙されることなく、自分の世代の利害を代表してくれる政党に投票すべきです。それは自民党でないことだけは、ここ20年の経済政策から確実に言えます。このひとつ前の「落選運動の基本方針」を参照してもらって、投票を行ってもらえると嬉しいなぁと思いますが、独自に情報を集めていただいても構いません。
独自調査する場合は、「テレビはデマが多い。親米派や官僚による情報操作が多い。週刊誌の類も、官僚リークの垂れ流しで、ほとんど意味がない。新聞も相当背景知識がないと正確に情報分析できない」などの留意点が多々あることを念頭に置いてじっくり分析してください。
反原子力かつ若者を考える政党
落選議員の候補以外の候補ということになりますが、選択肢は多くありません。亀井新党、新党大地、国民の生活が第一の他には、対外交渉は未知数ながら、労働問題などを考慮すれば、新党日本、みどりの党、共産党、社民党、民主党の一部議員くらいしか選択肢がありません。
他の政党は、国際競争力の強化なんて寝言を言っていますから、企業減税、国民低所得者に重い増税、企業のリストラが簡単に行える労働環境の更なる悪化の政策パッケージを若い世代にごり押ししてきます。活力重視も同じことです。新党改革、みんなの党、自民党、公明党、日本維新の会などの党の政策がこれらの政策を掲げています。
弱き人を助けられる、米国と対等に交渉できる人を当選させよう
アメリカの圧力で鳩山は引退してしまいましたが、亀井静香のような議員が当選しないようだと、日本の将来は明るくなりません。また、都知事選挙では、宇都宮健児のような公明正大な人が行わないと、官民の利権体質がなくなりません。宇都宮健児氏は、貸金法規制の改悪を反対し、多くの累積債務者を救う立場で活動した弁護士であり、アメリカとも対等に交渉できる人物と考えられます。
<2012.11.20>
デマ「無投票はだれに投票しても政治は変わらないという考えで、委任行為と同じ」
この種のデマが繰り返させる理由は大きく2つあります。投票率があがると、組織票を頼りに、偏った政策を実行している政党に不利になるからです。経団連に特別の減税などの利益をばら撒く自民党や公明党がこうした勢力の代表になります。
もう1つの理由は、官僚にとっても利益があるからです。本来なら、投票率が上がると、なぜほとんどの人が投票したという実感があるのに、一定率までしか投票率があがらないのかなどの問題が社会問題化します。投票しない人が多いと、投票用紙が本人に届いているかすら分からなくても、調査する意義に乏しいから、まったく調査されません。役所が怠慢で、配達記録をつけずに投票用紙を送り付けるのは、住所変更届を出さない人が現実には多いからです。法的な一票の格差の問題もありますが、無到達投票用紙による世代間の投票格差の方が社会的インパクトが大きいなら、こちらも改善しないといけません。
官僚は、自らの投票用紙を届ける仕事の達成率の低さ、怠慢さを、選挙率が低いことを理由に改善しなくてもいいと主張できます。ただでさえ、投票用紙が届かない理由を住所届を出さない人が悪いと責任転嫁できてしまう。官僚が無到達投票用紙の総数を把握しようとしないのは、役所の怠慢が分かる数値化を好まないからです。
もし若年層に住所届変更手続きが十分でなく、投票用紙が届かない世代が偏っていれば、実現する政治も偏ったものになります。ただでさえ、高齢化が進み、無能な経営層や出鱈目な老人の利益ばかり重視した政策が多いので、選挙に行かないと老後を迎える前に身体を壊すことになりかねません。
<2012.11.27>
若者世代の最有力候補
嘉田代表(現滋賀県知事)が卒原子力として、環境派をまとめた。日本未来の党の政策内容を見たが、どの政党よりも具体的であり、実効性を伴うことに期待が持てる。生活再建策も若者向けである。何より、やくざのような政治評論家の質問にも、終始笑顔で温厚に答える姿勢がすばらしい。学者の驕りも微塵もない。
選挙後、180度方針転換するのが確実な維新の会などに投票すると痛い目にあうことになる。維新の会の党代表は、原子力超推進派の石原慎太郎。住民投票に関しては、東京都知事として反対に回った点は、橋下徹と同じである。橋下徹は脱原発を掲げながら、今年の夏には、関西経済界の意向であっさり、原子力発電所の再稼働に賛成した輩である。また、この際に、住民投票制度などの直接民主主義制度の否定を行った。石原も橋下も、米国とのタフな交渉は政治家として未経験である。日米安保保障を基調にすれば、沖縄の基地移転問題も全く解決しない。
できないことをできると言っている点では、維新の会や自民党はこれまで実績がありすぎるくらいにある。嫌米気取りで、沖縄を見捨て、右翼を気取るのは、石原慎太郎、安倍晋三、橋下徹、西部邁などの頭の悪い連中に共通している。選挙や日本の草の根の運動を通じて、こういう人物たちを日本の政治や社会に関わらせないように卒業させることが、今後の日本の民主主義に必要になってくる。
<2012.12.1>
マスメディアの腐敗ぶりは本当にひどい
この件に関しては、さまざまな所に書いてきたが、最近は、書評にいくつか若者が参照しておいた良かろうと思う本を推薦しておいた。参考になることを祈る。
<2012.12.4>