Windows 7 Pro (64Bit) 上から直接、USBで認識しない古いIDEのHDDについて
2013.2.15まで気付かなかったが動くようになったので、一番最後の記事を優先的にお読みください。
それ以前の記事もそのまま残します。
以前から気長にいろいろ試したきたが、「Windows 7(64bit)上からUSBで直接」に限って言えば、方策が見当たらず万策尽きた。実用性は低いが、VMwareのXP ModeでUSB機器として認識して、普通にハードディスクとして使える。
今回は、Logitec社のLHD-EB250U2を試してきた。Web頁に、Windows 7には対応していないと書いてある。HDD自体は、SamsungのHA250JCだ。同時期に売っていたIO-Dataの外付けHDDが、Windows 7に対応しているだけになんとなく不満が残ることは別所に書いた。しかし、このHDDも一度だけ、Widnows 7で認識した事がある。この辺が何とも言えないが、普通は USB to ATA/SATA Bridge が認識できずに、 Windows 7 (64bit)上からは認識しない。これを、その状態から、VM Player 4.0〜4.0.3のXP Modeで、Widnows XPを起動して、USB HDDに接続する状態にしてから、USBを抜き差しすれば、XP Modeで普通にHDDとして使える。
もし汎用のデバイスでなく特殊なLogitecデバイスなら認識するというのなら、同時期のIo-Dataの製品より技術的に劣った製品を出荷していたわけではないと証明する意味でも、デバイスドライバを作ってくれないものかと思う。デバイスを提供してくれるのは、HDD本体のSamsungでも、もちろん構わない。もともとのLogitecの外付けHDDのケースの方に問題がないことを確認するために、別の汎用の外付け3.5inchHDDケース(2種類)ほど試したが、結果は変わらず。USBを挿す場所、HDD自身のスイッチをMasterやCable Selectに変えるなどは試したが、結果は同じである。
質問サイトによっては、Windows 7 で認識しなければ、HDDの故障と断定する記事が検索上位に来るので、書いておいた方が親切かなぁと思った。いまだに認識しない仕組みが分からないが、IDEという汎用規格、USBという汎用規格に沿った製品で認識できないこと自体がよく分からない。Maxtorの40GBのIDE(ATA133)も同じ状態だ。40GBだからこちらは壊しても良いのだが、一応、IBMのXP ネイティブマシンのシステムHDDのバックアップ用に保存してある。IBMのWindows XPマシンは、システムが120GBくらいのを使っていたはずだから、これを上記のIBM機のシステムHDDを250GBに変えて、別のHDDをバックアップ用に買った方が良さそうだ。
しかし、前回もっとも良いタイミング(SATA3.0へ切替る時期)に近い時期に、SATA2.0の2TB HDDを7000円程度で購入しているので、性能は上がっているとはいえ、バックアップのために、同じ容量のHDD(SATA 3.0)を1万円で買う気がしないんだよな。
ちなみにMBは、IDEコネクタを有し、IDE/HDDを認識できるタイプなので、MBには問題がない。一応、MBも2種類試した。Backup用にしか使っていないHDDなので、IDEコネクタにダイレクトに挿して試すことはしていない。仮に認識しても、そのような使い方をする気がないので。普段は必要ないから、内蔵して電気を消費する気がない。
<2012.5.12記、5.20追記>
「C:\Windows\System32\DriverStore\INFCACHE.1」フォルダ (Windows 7) のINFCACHE.1を消去するというのを試してみたが、結果は変わらず。なぜか、特定のWindows 7 Pro (64bit)でだけ、Kingston の DataTraveler G3 (8GB)が認識しない。こちらのUSBメモリも、直接は認識しないが、XP Modeでは認識する。最初、仮想DVD-ROMの影響かと思ったが、削除後起動し直しても変化なし。Kingston の USBメモリについては皆目、見当がつかない。ちなみに、「!」のついている状態から、「C:\Windows\System32」フォルダを指定して、ドライバの更新を試みても、USB 大容量記憶装置のインストールに失敗する。具体的なエラーメッセージは、「デバイス用のドライバソフトウェアが見つかりましたが、このドライバーのインストール時にエラーが発生しました。USB 大容量記憶装置。指定されたファイルが見つかりません。」となる。もちろん、まともに動くUSBメモリもあり、Transend JF V30 (4GB)などは普通にWindows 7から直接認識する。
<2012.6.17>
それまで動作していたGreenhouseのSD/SDHCカードリーダー(GH-CRHC44)も読めなくなった。こちらは、同じUSBポートを使い、デュアルブートのWindows 2000で完全に動作するので、カードリーダーやSDHCカード(Transcend 4GB,class 6)の不良はあり得ない。どうもWindows 7 は、updateの度に、下位ハードの互換性をどんどん切っている印象がある。デジカメのデータをいちいちOSを起動し直したり、XPモード経由で認識させるのは面倒すぎるので、Windows 7対応を謳う安価なカードリーダーを2製品購入して試した。buffaloのBSCRA26U2で動作するようになった(500円)。コアウェーブのCW126SDの方はダメだった(140円)。値段が値段なだけにどうでもいいが、昔のGrrrenhouseのカードリーダーは4つのディスクが出るタイプだった。Buffaloのは一つ。この辺が関係しているのかもしれない。
<2012.9.12>
不明なUSBデバイスのひとつが、多くのUSBデバイスの認識の阻害要因になる?
ひょんな事から不明なデバイスを消したら、認識できるようになった。これまで特に気付かなかったが、HPのプリンタPSC 2150のうち、メモリカードのデバイスが認識されていなかった。たぶん、デバイスドライバの更新過程で生まれたものだと思う。はじめはなかったはずだから。デバイスマネージャの不明なデバイスに、PSC 2150という名で残っていたので、これのドライバソフトウェアの更新を行ったところ、USB大容量記憶装置が追加された。
そこで、まさかと思い、SamsungのHA250JCをつなげてみたら、すんなり認識した。64MBのUSBメモリから、何からすべて、・・・(絶句)。OSとしてこの作りは正しいのかなぁ。
2012.9.12以降に、USB1.0/2.0 に関する Windows 7 のバグが更新で直ったのかもしれないが、何ともはやな感じである。
<2013.1.13>