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Windows 8 Release Preview (64bit) on VM Player 5.0.0

 Release Preview 版は、Consumer Previewの後に出た評価版である。Developer Preview版は試用して見たが、よくなかった。Consumer Preview 版は見ていないうちに終了していた。Release Preview 版の試用期限は、2013年1月15日である。マイクロソフト プレリリース ソフトウェア ライセンス条項に書かれている。見たければ、コントロール パネル→すべてのコントロールパネル項目→システムで、「Windows ライセンス認証の詳細を表示」を左クリックして、マイクロソフト ライセンス条項を読むを左クリックすれば表示される。Developer Preview の方はもう消去してしまったので定かでないが、2011年3月までだった気がする。

 このweb頁では、Windows 8 32bit on VM Player 4.0.1として、Developer Previewの評価をしたが、使い物にならない印象しか残っていない。そのDeveloper Preview に比べたら、Release Previewは、はるかに改善されてはいる。購入する意欲は全くおきないが、・・・。

 まずログインの際に行う必要あった「めくり」が不要になった。マウスで左クリックすれば画面が進む。また、Aeroの機能を大幅に削ることで軽くなった。タブレットはまだ、デスクトップほどハードウェアの機能が高くないので、タブレット機能を活かすなら、少し古いハードウェアでも、十分に機能するOSにする必要があったから、当然と言えば当然なんだが、Developer Preview の段階でその意識がなかったことが大いに問題な気がする。

 見た目は次のような感じだ。1枚目はタブレット用の最初の画面、2枚目はPC用の画面に相当する。タブレットの背景は、インストール時に選択したものである。忘却したが、10数色から選べたと思う。2枚目の背景はインストール後に変えたもので、ガジェットやOperaも後でインストールしたものである。ついでなので、Office 2013 評価版も入れてみた。こちらの期限は、2013年6月30日か、製品版発表のいずれか早い方になるとライセンス条項に書いてある。もともと Windows 8 には、IME 2012が入っているので、IMEはインストールされないとMicrsoftのどこかの頁に書いてあった。最初、あれっと思ったが、いろいろ読まないと分からないことが多い。基本操作の面では、Windows 7では、起動時によく使うソフトをタスクバーに入れたい時に、起動しているアイコンを右クリックすると、「タスクバーにこのプログラムを表示する」というのが選択でき、ここで登録すればできるが、Windows 8では同じ機能を「タスクバーにピン留する」という表現に変わった。
Windows 8 Release Preview のタブレット向けの画面 Windows 8 Release Preview のPC向けの画面

 2枚目の右下に、一行目「Windows Release Preview」二行目「評価コピー。Build 8400」と表示されているが、ここに期限を表示しておいてくれた方が親切ではある。それと、タブレットでの使用を強化した反面、PCでの操作は独特なショートカットキーを覚える必要が生じている。知らないとたぶんまともに使えない。最低限必要なのは、「Windowsロゴ + Q」、「Windowsロゴ + I」、「Windowsロゴ + C」などだ。それぞれ、アプリ全体のアイコンが表示されている画面を呼び出すなどに相当する。Microsoft社のWindows8 Release Preview に関するFAQに目を通しておく必要がある。ショートカットに関しては、この記事に詳しく書かれている。

 Windows 8は、タブレット端末でなければ説明書を見ないと使えないOSという意味では、Windows 7より劣化している。タブレットに最適化されているOSなので、タブレット買ってほしいという Microsoft社の意気込みは伝わってくる。逆にいうと、現在のWindows 7を、普通のキーボードでPCとして使う消費者には要らない印象も多々伝わってくる。コントロールパネル内の項目を比較すると、例えば、Windows 7 Pro (64bit)にはある「バックアップと復元」の名称が変更され、「回復」になっている。そして、「ファイル履歴」「記憶域」「ペンとタッチ」「言語」などが増えている。しかし、言語で追加できるのは、キーボード入力だから、これに関しては項目を立てただけである。実質的なOSとしての機能強化は、タブレット対応の強化以外では、ほぼ「ファイル履歴」「記憶域」に限定されている。これにOS代を払う人っているのかしらん。「記憶域」に関しては、ふたつのシステム領域がなくても、フリーソフトで、OSをインストールしたHDD容量を増加させて対応可能な事柄だしなぁ。今までも普通にRAIDを組めるし、多くの人にとって、特に欲しい機能ではないという印象である。「ファイル履歴」が必要なのも、たぶん、複数人編集や論文の際にしか必要性を感じない。せいぜい、Word、Excel、Accessにあればいい機能な気がする。

調べて分かったことなど覚書

 Windows 8では、Windows 7 の Security Essentialと見た目が同じものが、Windows Defenderという名称になっていたので、おかしいなぁと思って、検索して見たら、「Windows 8 CP では、従来の Windows Defender と Microsoft Security Essentials が Windowsの単一機能に統合され、Windows Defenderという名称でインストールされている」とのWeb記事があった。

<2012.10.13、2013.1.14間違い訂正>

Kazari