GPSロガー GT-730FL-S (秋月電子通商で3000円)
最近、旅先で、デジカメ写真を撮っていると、移動中のどの辺の写真か不明のものが出始めていた。それで、GPSロガーなるものと連動させれば、そこそこ把握が楽になるかなぁと思って買ってみた。初期設定のまま、5秒に1回記録で旅行前にいくつか試してみた。
徒歩の場合はある程度捕捉してくれていたが、JRでも中央線を利用した時に東中野〜新大久保間が記録なしになるなど、挙動がいまいちな区間などがあった。初期設定だと時速MAXが100km/hになっていて、それ以上は記録できなかったらしい。上限をあげて変更後また実験してみよう。
使ってみると、やはり地下鉄での移動はまるで記録してくれないから、都会の移動記録にはあまり向いていないかもしれない。旅行でも、JRなど地上の移動しかうまく対応できそうにない。たぶん、トンネルもダメだろう。初期設定の状態だとAGPSも効いていないかもしれないので、これもAGPSを設定後、再実験が必要かもしれない。
別に電源切った訳ではないのに、地下鉄に乗り始めてGPSが捕捉できなくなってしばらくした時点で、一度ファイルが保存され、また、地下鉄降りてGPSが捕捉を開始すると、新たなファイルを作る仕様らしいが、これ設定で何とかならないのだろうか。うーん。どうせ1ファイルにならないなら、電車と徒歩は、別のファイルにしておいた方が便利かもしれない。しかし、建物入る前に電源切り、建物出た直後に電源を入れた場合、20分程度あっても、1ファイルになる。少し、移動して入れた場合は分割。3600とかの秒設定(60分)が影響しているにしても煩雑だなぁ。うーむ、・・・。
PC用の記録ソフトとしては、GiSTEQ phototrackrが、バンドルされていた。最初の記録地点はこのハードの製造会社の本社近辺、台湾のデータが記録されていた。たぶん、製品チェックしたと言うことなんだろう。インストールしただけでは、Google APIが使えないので、Googleのアカウントを取ったうえで、Google API Keyを取得して、その値を放り込まないと地図がうまく出てこない。
このソフトと連動させることを考えると、徒歩と電車などは別ファイルの方が都合がよさそう。しかし、上記のような挙動だとなぁ、自力で、Export したファイルを加工して、Import すればデータの分離や結合ができるのは分かるんだが面倒だなぁ。設定で、停止期間などを変えられるけれど、満足のいく結果を出す設定はあるのかなぁ。どのくらい電車で、トンネルとかに遭遇するかに依存するわけだし。
<2012.10.25>
電池切れまで使い切ったら、2日分データ消失。うーむ、何か間違ったことしたかな。
充電後、GPS Viewer というソフトを使って、初期設定を変更して、自転車で記録してみた。例えば、距離の上限250km、時速の上限250km/h、AGPSオン、WAASオンなどに変更した。今回は、地上のみだから補足してくれたけど、ところどころ変な場所がある。GiSTEQ phototrackr にデータ抽出後、kmlファイルにして、Google Earth上で見ると、細かい誤差があるから、ビルの上を突っ切っているなぁ。
GPS関係の用語は、これまで使う事のなかった英語が多かったため、ある程度、日本語に訳されたものが便利に感じた。販売元の秋月以外では、GPS研究室が役立った。
<2012.11.2>
上記のサイトに、GPS Viewerの簡単な説明はあるが、肝心の設定の画面を掲載しておこうと思う。


1枚目はマニュアルにある通り、38400で接続した画面、室内のデスクトップなので、衛星はひとつも把握していない。ノートなどで戸外で試せば、捉えている衛星は青になったりするらしい。戸外で試したことないから分からない。
2枚目はメニューにある Datalog を右クリックすると、表示される一番上の Log configure を選択すると表示される画面で、ここで、データ記録の基本設定を行うようになっている。順番に直訳すれば、最大時間(たぶん秒数)、最小時間、最大距離(たぶんkm)、最小距離、最大時速(たぶんkm/h)、最小時速になっている。これがファイル分割の基準になっているものと考えられる。最大時速を超える期間は、データ記録がなされず、ファイルが分割される。
この Datalog のメニューの Log Status を選択すると、Response の欄に所有しているGPSロガーに設定している内容が表示される。GiSTEQ phototracker で何秒おきに記録するか設定すると、ここの最小時間と同じ数字になること、初期設定のままだと、60分衛星捕捉しないとファイル分割しているように感じたことから、秒数と判断した。
新幹線や飛行機に乗る際に、最大距離や最大時速の数字を上げないと記録されないことは、他の人が自分のGPSロガーの記録を公開しているweb頁からも読み取れる。しかし、最適な値はよく分からない。AGPSやWAASをオンにしても、地下鉄での捕捉は無理みたいだ。携帯電話とかだと基地局経由でGPSを捕捉する機能があるらしいが、地下鉄でも正確に出るのかなぁ。
ちなみに、このソフトのメニューの Help は、ソフトのバージョン (SkyTraq 0.4.663 Copyright (C) 2007/04/19)しか表示しない。
<2012.11.5>
バンドルされていた GiSTEQ phototracker の画像例をつけておく。


1月2日に京都方面に向かう途中のものである。在来線で窓際に座り、GPSロガーを窓枠においておけばだいたい衛星を捕捉してくれる。掛川で途中下車した際に電源を入れ忘れたので、画像は東海道本線で掛川駅を出てしばらくたった後のデータである。紫色の線が移動した経路になる。2枚目は、石山寺に初詣に行ったので、拡大した画像に相当する。陸上移動の場合はこのようにまぁまぁ捕捉してくれた。9時間超になると電池切れで記録はできなかった。右側のメニュー部分は画像にしていないが、右下の方にバーと再生と書かれたボタンがあり、再生ボタンを押すと、緑色の丸点が時間にしたがって移動した方向に動いていく。帰りに100円shopのUSB充電(単四x4本)を使い、9時間超の記録を試してみたが、途中(12時間連続)までしかうまくいかなかった。うーん、何故だろう。
<2013.1.10>