BeOS の後継機種 Haiku R1/alpha4.1 (4-44702)日本語版 on VM Player 5.0
2012年11月1日に日本の普及団体が閉鎖されて、今更なんですが、いくつかのweb情報を基にして、AMD CPUの環境でも、VM Player 5 上で動作することを確認しました。
momoziro研究所のツールで、ホスト(Windows 7 Pro 64bit)とゲスト(Haiku)間のコピー&ペーストもできるようになります。マウスのシームレスは、うまくいかないみたいです。この部分は、Cntl+Altで問題ないですが。ゲスト側のペーストはショートカットの割り当てが違うみたいで、Cntl+Vは効きませんが、マウスの右クリックで表示されるメニューからペーストできます。
日本語環境を設定した後は、次のような感じです。

以前だと、フォント設定が必要だったみたいですが、11月14日版は、それまで、Applicationの中にあったフォントがなくなっており、設定不要のようです。以前は、小夏という日本語フォントだったみたいですが、Demoの中にあるフォントDemoを起動すると、VL Gothicと、VL P Gothicがあるので、はじめから導入されているか、Preferences の Locale を日本語に変更して、再起動した時点で導入されているようです。日本語入力は、Cannaが、用意されていて、cpコマンドで、入力方法を決めているフォルダにコピーすれば使えるようになります。その前に、Keyboardのレイアウトを決める Preferences の Keymapという所を、日本語にしておく必要があります。日本語入力の起動は、windowsなどと同じで「半角/全角キー」でした。ブラウザは、WebPositiveというのが標準で入っていて普通に使えました。
Office系が動くという情報はなく、Open Office や Libre Officeも対応していないようです。Open Office の Macintosh版も導入できそうにありません。なので、エディター、Webブラウズ、PDFファイルの閲覧などができます。解凍ツールもあるので、Web上にあるファイルなら、簡単に入手して、Haiku内に取り込めます。VM Toolのインストールはできないので、フォルダ共有とかは無理ですが、USBメモリ経由やWeb経由で、ファイルのやり取りはできます。
3D関連は、OpenGLを用いているそうですが、GLTeapot や Haiku3D の Demo を見た限り、あまり速くありません。ホストのビデオカードは Radion HD6450の環境ですが、ゲストではうまく認識している様子がない。AMD CPUは、AMD 64 X2 5000+のデュアルコアですが、ゲスト側で、AMD 2.61MHzと表示されているだけです。VM Player版では、CPUコアの指定が削られていたので、コア数の指定はできません。初期設定より多い 1GBのメモリを割り当てているので、メモリ不足の影響はないと思います。
<2012.12.18>