NEC の Lavie Light PC-BL100RA(ショップインバース秋葉原で9600円で購入)
よく仕様を調べもせず、持ち歩けそうな軽さとWindows XPがそこそこビジネス使用できるものをと探していたら、目に留まり、クリスマスで特売20%オフで、12000円の値段が1万円を切るので、買ってみた。
3kgクラスのノートは重たくて持ち歩くのはもうしんどい。でも Starter みたいな中途半端なOSは嫌だし、新品なら3万円くらい出しても良いと思って秋葉原を散策してみたが、結局、中古になってしまった。家に帰って、詳しい仕様を調べてみたら、重量 1.17 kg。軽い。持ち運べそうと感じたのは伊達ではない。
ショップインバース秋葉原では以前、HDDにリカバリ領域のあるIBM (Windows XP Pro)を確か5000円程度で買い、テレビにつないで使用している。さすがに、初期状態の40GBのHDDは別のもう少し容量の大きいHDDにパーティションコピーで入れ替えて、筐体自体は徹底的に掃除したけれど、後は問題なく動いている。メモリも余っているの1個足したから、初期状態で512MBだったのを768MBにした気がする。
今回購入したPC-BL100RAは、2008年10月16日に販売がニュースになり、OS:windows XP Home を積んだ 8.9 インチ(解像度 1024x600)のワイド画面の機種になる。CPUは Atom N270 1.6GHz/1コア、メモリは容量上限の1GB(PC2-4200)を標準装備し、HDDは160 GB (5400 rpm)ある。これなら、Office系のソフトも大丈夫そうな感じ。店の札に、CPU,メモリ、HDD容量くらいは書いてあった。電源が入っていていじれたので、システムとか見れたし、ちゃんとキーボードも反応することなど確認できた。
Libre Officeなどを入れても、さくさく動いてくれている。充電2.6時間、連続稼働2.9時間だが、バックライトの明るさを落とすなどすれば、もう少し時間の持ちは良い。
一応、Wifiも入っているし、家のWifiにもつながった。もうそろそろWindows XPも、Microsoft Updateが効かなくなるかもしれないし、ここらで買っておかないと、ダメかなと言う気がするので、満足している。
バッテリーは期待していなかったけれども普通に動いている。この機種の改造を検索して見たら、内蔵HDDをSSDにしている人がいた。
OSが XPまでだと、私がこれまでに所有しているSoftware資産(Acronis TrueImage2など)を活かして、簡単にBackupが取れる。まぁなくても、余っている外付けUSBのHDDがあれば、EASEUS などのフリーソフトを使って、丸ごとパーティション・コピーでBack upする手もある。一度、環境を整備して、バックアップを取ってしまえば、いろいろ安心して遊べる。残念なことに、HDDが逝かれた場合の対応は難しい。1個ネジ頭がなくなっているから、ここを壊さないと、中に到達できない。
難点はなんといっても解像度 1024x600の600の方、ソフトのインストール時に、高さが不足しがちな点だ。このモデルは、光学メディアは内蔵していない。USB外付けで対応するタイプだ。もし、USBタイプの光学ドライブを使わないで、バックアップを取るとなると、上記のような方法しかない。EASEUS のパーティション・ツールで初期設定から、データ領域を増やして、TrueImage2で、システム領域をデータ領域にバックアップして、それをUSB HDDに保存した。後は好きなタイミングで別のパソコンでメディアに焼けばいい。この際に、EASEUS のインストールは、OSのスタートなどのバーを事前に縦置きにしておかないといけなかった。出来る限り上に持っていって、ライセンス条項にチェックを入れた時、インストールのボタンが、下限ギリギリになった。ソフトによっては、インストールのボタンが見えないかもしれない。その場合は別のマシンに入れる際に、タブ何回で移動するかなどを確認しないと、導入できないかもしれない。
<2012.12.27>
このミニノートは、Mobile Intel(R) 945 Express chipset familyのグラフィックを用いているが、これは画面の回転に対応しているものである。そこで、同機種で動作確認報告が既にされているRotateDispを入れてみた。このソフトの解説にある通りに、RotateDispのスクリプトファイルを作成すると、RotateDisp起動後にCntl+Alt+矢印キーで回転できる。縦1024あれば、インストール時に見えない箇所はないだろうから、回転が効けば、ソフトの導入に困ることはなくなるだろう。
<2013.1.10>
カタログのメモリ最大容量は1GBになっているが、2GBへの換装に成功している人がいるらしい。カタログ記載のチップセット名(NECのサイトからダウンロードできる853_810601_790_a.pdfの118頁)には、「Mobile Intel(R) 945GSE Express」となっている。分解してみた時に、内蔵されていたメモリは、Htnixという韓国製のDDR2-800(PC2-6400)の1GBの製品であった。しかし、インテルの該当チップセットの仕様の頁には、DDR2-533(PC2-4300) / DDR2-400(PC2-3200)に対応し、上限が2GBとなっている。入手可能性を鑑みると、ジャンクなどで、DDR2-667で探すしかなさそうだ。DDR2-667(PC2-5300)の2GBでも探してみよう。
この機種は、VGA端子があるから、縦の不足は、VGA端子(ミニD-Sub15)で大画面に出力しても解消できる。
<2013.5.1>