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Excel 2000 on Windows 7 Pro 64bit における不具合

オートコンプリートの競合

 IME 2010との相性の悪さについては、すでに2012年2月17日の記事に書いたとおりである。オートコンプリートを外して使えば特に問題は生じない。

古いファイル形式(Excel97-2000および5.0/95ブック)の不具合

 以前は、何だかんだ言って、Office系を使う時は、Windows 2000 や XP上で作業していたから、気付かなかったが、本格的に Windows 7 上から作業すると、いろいろと変な挙動を体験した。最終的にはこの形式を諦める方が簡単ではあるが、具体的にどういう状況になったのか記録しておこうと思う。

 上記の古いExcelファイル形式に、データを追加して編集し、保存しようとしたら異常終了を経験した。

 グラフを含むExcel97-2000および5.0/95ブック形式のファイルを、単純にFontを MS ゴシックから、MS 明朝に変更して保存すると、ハングアップして異常終了する。空セルのフォント変更だけでも保存で異常終了する。MS 明朝からゴシックに変更しても発現する。また、1カ所、「セルの書式設定」から保護のタブを選択し、ロックのチェックの変更した後で、上書き保存または、名前を付けて保存でも、100%ハングアップして異常終了する。新ブックにシートをコピーしても再現する。昔、こんな現象あったかなぁ。

 MS 明朝のフォントについては、XPの頃の version 2.5 から、Windows 7 のversion 5.0.1に変更になり、一部表記が乱れるといった情報はあるが、異常終了の情報は見当たらない。異常終了した暁には、ファイルと同じフォルダに英数文字8文字のファイルが生成されるが、拡張子を付けたところで文字化けだらけだから、作業が飛ぶことに変わりはない。異常終了の際に、待たずにソフトを強制終了すると、Excel.exe*32のゴミが残るため、タスクマネージャから終了させなければならない羽目になるのは、オートコンプリートの時と同じである。

 ワークシートの全範囲コピーについては、データに関してはできる。新しいファイルでは、ロックのチェックやフォントの変更後の保存が可能になった。しかし、グラフが含まれる場合は、新しいファイルに古いファイルのグラフをコピーすると、現象がファイル全体に行き渡るようになってしまう。移動前に出来たロックのチェックやフォントの変更後の保存が異常終了で、不可能になる。しかし、ファイル内のグラフを全部削除して保存すれば、古いデータで、ロックのチェックやフォントの変更後の保存が可能になるかと言えば、そうならない。

 このファイル形式のまま編集したければ、XP mode上からなどからでないとできなかった。Excel 2000で、先に「ファイル名をつけて保存」で、「Microsoft Excel ブック」形式に変更して保存をして、その後で編集すると、上記のような現象は起こらなくなった。

<2013.3.22>

Kazari