安倍晋三の出鱈目度
まず実績から
2006年に安倍晋三は首相として、所信表明演説を行っている。その時書いた記事を読み返すと、改めて何もせずに辞任した事がよく分かる。
安倍晋三は、野田に対して「現政権の首相なら、私(安倍)への批判ではなく、政権の実績を誇って選挙に臨むべきだ。」といった趣旨のことを述べていた。それなら、安倍晋三も民主党の批判などはせずに、自らが政権を率いていた2006年の時に実現した政策を誇って、選挙民に訴えるべきだろう。
安倍晋三は、野田が安倍に対して行うべきでなく、野田自身が行うべきだという内容の発言をよくする。しかし、理想として行うべきだと主張した事柄を安倍晋三自身は決して行わない。こういう二重の基準を使う輩は不誠実な人間である。
私は、2006年10月2日の記事で、安倍晋三内閣が所信表明演説で約束した項目のうち、重要と思われるものを12項目抜き出した。マスメディアにこの内容を検証するように促すためである。しかし、安倍晋三は政権を放り出して、とっとと首相を辞任してしまった。12項目中実現した項目は何もない。その後の自民党の活動を通じても、安倍晋三がこれらの項目を実現しようと真摯に政治活動をしたこともない。首相時に実現できなくても、その後、国民に約束したことは実現に向けた努力をするべきだったろうに、・・・。
また、現在、安倍晋三が政権公約に掲げている内容は、2006年の所信表明演説よりはるかに見劣りがするし、国民にとって悪い内容になっている。
最近の発言から
安倍晋三は、民主党のマニュフェスト違反をなじり、自らは「実現できないことは政権公約にしない」と発言していた。
安倍晋三は、日本語が幼稚で、頭が悪いため、攻撃的な発言をすると自らに酔って己惚れることができるらしい。安倍の掲げた政権公約には、自民党が衆院で2/3以上の議席を取らないと実現が不可能な「自衛隊の国軍化」がある。
こういう美しくない日本語を使う幼稚な人間は、政治家向きではない。安倍晋三は幼いので、平気で嘘をつけるのが政治家であり、いまだに国民の大半がそのような人物を許容すると勘違いしているのだろう。
安倍晋三は、5分足らずに演説に「強い日本」を十数回も用いた。「強い日本」の具体的な中身にはもちろん言及していない。文章におこしてみると、意味の通じない日本語であった。小泉純一郎同様にワンフレーズしか意味を伝える能力がなく、内容の豊富な日本語を話せないのだろう。
党首討論?
テレビの情報操作もあって、党首討論が引き分けかのような印象操作が行われている。非常に不思議だ。当初は、一対一の討論をすると安倍晋三は言っていたはずだが、いつの間にか、双方向で意見が流れる中で、一般質問に双方が答える形式をとった。お遊戯会の発表と同じで、討論は行われていない。
さらにテレビ局によっては、「党首討論を臨むところ」と応えていた野田が、ニコニコ動画での各政党の政策発表会に難色を示したことを、「ニコ動による党首討論を野田が当初避けていた」とまで歪曲していた。
最近のテレビ局は安倍晋三なみに日本語音痴で、討論の意味を知らないらしい。
<2012.12.2>
選挙演説で出鱈目を言っていたので
自民党は野党として、新しい建設的野党を目指すと言っていたにも関わらず、谷垣にしても安倍にしても、ひたすら自党案を入れないと政策議論を拒否するという脅しに終始した。復興予算の文言に、自民党・公明党案である「活力ある日本のために」という文言と、「全国に」という文言が盛られた結果、官僚が悪用し、被災民を無視した復興予算となったことは記憶に新しい。もちろん、法の趣旨を歪曲した官僚に一義的責任があるが、その官僚の責任を問わない政治家やマスメディアも同罪である。
しかしながら、安倍晋三は早くも記憶喪失に陥っているようで、自民党・公明党で過半数を取ると、復興が早まると嘘出鱈目を叫んでいる。呆れるばかりだ。
<2012.12.4>
TVで自民党のデマ広告が始まった
自民党の安倍晋三は恥知らずだなぁ。これまで自民党の教育政策によって、義務教育の授業時間の短縮が長年行われてきた結果、日本の教育水準は、先進国でかなり順位を落とす結果になった。そうしたことをやめようとした民主党から、そんな一億総はくち化を目指す教育を取り戻すと言うのだ。恐ろしい。安倍晋三が言う「誇りを持てる国民」とは、政治家のいいなりになって戦争を行い、国に無批判で、国のために命を投げ出す無能の民のことを指している。ひとりひとりの個人が「日本に」誇りを持てるのではなく、安倍自身がそうした自分の手足になって命を投げ出す国民に「誇りを持ちたい」のである。
P.Krugmanがアメリカ保守派の詭弁などをいろいろな本に書いているが、安倍の発言のほとんどがその特徴を有している。多くの中道派が抜けて、右派だけ残った自民党には、もはや政権担当能力すらないから、特定勢力の傀儡として振る舞い、大多数の国民を不幸にする。こうした政党が二大勢力かのような国(アメリカ、日本)は不幸である。
自民党の安倍晋三は性懲りもなく、利権政治を取り戻すキャンペーンを始めた。少なくとも、衆参で民主党が過半数を超えていた時は、利権政治を止める方向性で政治は動いていた。保守派の情報操作で、鳩山政権や菅政権が崩壊した後に、野田が独裁政治を行うまでは、公共事業も大幅に縮小された。いまや見る影もなくなったが、それも野田個人の問題が大きい。
アメリカ保守派のみの空気を「読」み、日本の国益を「売」る新聞社の週刊誌(新潮)は、嘉田代表の個人攻撃記事を載せ始めた。こういう選挙期間に浅ましい行動を取る媒体は、廃刊させた方がいい。
安倍晋三、NHKの日曜討論会でまさかの半泣き
安倍晋三は精神的に弱く、本当に打たれ弱いので、見ているこちらが泣きたくなってくる。
安倍晋三が、民主党の幹事長批判をした時の事である。安倍は、事実を歪曲して、「中国の海洋進出が民主党になってからはじまり、韓国の大統領が竹島に訪れるようになったのは民主党のせいである」と主張した。
まず、民主党の野田佳彦には、「民主党政権になってから中国の海洋進出がはじまったというのは事実に反する。現実には2008年から自民党時代からはじまっている。」と反論された。更に、新党大地の鈴木宗男氏に、「竹島にヘリポートを作られたのは、2008年、自民党福田政権の時です。安倍さんはその時竹島という言葉すら使っていませんね。また、安倍さんは首相になられた時に竹島という言葉を使った実績がありません。」と反論された。当然のことだが、民主党の野田佳彦は、国会で「竹島は日本固有の領土である」と答弁しているし、この討論会でも同じ発言を行っている。だから急に竹島問題について発言した晋三は、まさに領土問題については新造議員のくせに、出鱈目を言っていたのである。
その後、安倍に発言機会が与えられたが、半泣き状態で、その前に野田佳彦に言った内容をまた繰り返していた。呆れるばかりである。この程度の反論で半泣きになるようでは、国家元首同士の対談の時にどんな不祥事を起こすか知れたものではない。日本語が下手だという事は外交上も致命的なのだ。間違ったことを平然と言う割に、このような精神的に弱い所を見せられては、たまらない。頼むからその根性なしの精神力で、政治を続けるのは止めてくれ。
<2012.12.9>