計量経済学入門



はじめに

 計量経済学は、経済学のひとつの応用分野です。経済学の理論の検証を行うには、実際の経済データを使い、統計的な手法を用いて行います。計量経済学では、その統計的な検証を行うための理論とその分析道具、検定量の意味などについて学びます。
 ミクロ、マクロ経済学の実証分析を行う者にとって、計量経済学は必要不可欠の分野です。計量経済学の一部の分析道具は、経済学の理論が不備の際に、統計的処理で分析する道具も提供しています。

 計量経済学で基本となる分析は、連続したデータで、クロスセクション(地域別や産業別)のデータ、もしくは時系列データを用いて行いますが、離散データや質的データを扱う方法もあります。

Kazari